テーマ「日本国憲法」第2報

1.日時:R4.(2022) 9.22(木) pm1:30~pm3:30
2.場所:宇部市民活動センター 2階会議室
3.出席者:会員 MRN,ATK,KNK,KTM,SMI,HYS,MYM,MYZ 9名)
オブザーバー YSD氏(1名) 合計10名

内容

演題:「日本国憲法」第2報

講師のMRN会員と書籍

~今回のテーマは、講師が6年前に社会人大学で学んだ「日本国憲法」について、今日の社会情勢の大きな変化から我々の憲法に対する認識が微妙に変わりつつあるのではないかと~

講師:MRN氏(AYSA 西部部会会員)

 プレゼンの項目

i)憲法って何? ii)法の目的 iii)現行憲法の誕生の経緯と、舞台裏 iv)憲法 条文の構成 v)現行憲法の三大原則とは?  vi)憲法に影響する冷戦の始まり  vii)人権について viii)公共の福祉  ix)第9条関連事項 x)自民党の憲法改正案

●学んだ主な内容

セミナーの様子

法の目的では、社会正義の考え方(アリストテレス以来、平均的主義と配分的主義に分ける考え方)、・現行憲法誕生の舞台裏ではGHQの思惑について

冷戦の始まりでは(「戦力、武器、実力」論議の始まりとその背景)、 ・公共の福祉では(様々な学説の紹介とプライバシーの権利、プライバシー権の侵害成立要件、

第9条関連事項(第1項は、限界放棄説と全面放棄説あり、日本政府の見解は限定放棄説、第2項は全面不保持説と限定不保持説、政府の見解は全面不保持説を取っている。現状の自衛隊や武器は「自衛のために保有しうる実力の範囲」との解釈)、その他「徴兵制度」についての世界の現状等

●感想

質疑応答の様子

マスコミの報道で、「憲法改正」についての論議が前進したり、後退したりで、難しい事象であることは理解できる。 平和憲法を享受してきた私達シニアにとって、立ち止まって考えてみると、これは、甚だ難しい問題だとも感じる。しかし、約30年前から始まったグローバル化の流れは、様々な要因が重なり、大きな転換期を迎えようとしている。更に、日本国憲法が施行されて75年余り、今日の世界国力バランスの変容(地政学的リスクを視野に入れると、日本国憲法を、現状のままでの「解釈 適用」で、「これからの時代を支えるべく若者」を、守れるのか 日本のリーダーには、このことに対峙し、この難しい局面の打開を期待したい。ご参加頂いた方々からも「日本国憲法」に対する「思い」を述べて頂いた。今回のテーマについて改めて学び、考えさせて頂いた。講師に多謝。

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