2025-5-12(AYSA西部部会会員 MYZ)
きっかけはよく分からないが、家内がお宮のSちゃんから「ミーシャの広島コンサートのチケットが土・日各4枚取れそうだから一緒に行かない?」と誘われたらしい。家内が私に「どうする?」と聞いてきたので、私はもちろん「是非一緒に行きたい」と返事をした。私はミーシャには特別な思いをずっと抱えていた。

私がミーシャを意識しだしたのはテレビドラマ「やまとなでしこ」(2000年10月9日~12月18日の毎週月曜日21:00~21:54 フジテレビ系で放映)の主題歌で200万枚を超えるミリオンセラーとなった「Every Thing」の曲を耳にしてからである。この曲は様々な場所でBGMとしても流れておりいつも耳にすることができた。
さらに驚いたことに宇部にUターンして防府高校の同期会に参加した折、彼女のお父さんが私達と同じクラスの伊藤君と知ったことである。クラス幹事に聞いたところ彼は最初ミーシャのCDのPRを兼ねて同期会に参加したことがあるとのことだった。私は高校卒業して以来彼と会う機会はなかった。確か今思い出せば、彼の声は透き通っていて心に響く波長だったような気がする。ミーシャもお父さんの声を受け継いでいるのだろうか?
さて、この度のコンサートは「THE TOUR OF MISIA 2025 LOVE NEVER DIES」の全国11都市25公演でのIN HIROSHIMA である。広島での開演は2年半ぶりとか。会場は広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ 都市公園の景観に調和したスポーツ施設)で収容人員1万人とのこと。今回は土・日の開催でほぼ満員、約2万人近く集めたことになる。入場が午後3時、開演が午後4時、私達は開演2時間前に会場に行き入場を待った。やはり入場する前には長い行列ができていたが、早めだったので割とスムーズに入場できた。もちろん指定席であるが私達はアリーナ席の自席を探すのに苦労した。順次会場内の席が埋まってきて、普通の体育館での1万人、圧倒されそうになる。
いよいよ開演!胸が高鳴る!最初はフルバンドからスタート。ミーシャが登場するとアリーナ席の観客はみな立ち上がりstanding ovation である。赤や青や黄色などのペンライトを左右に振りそして拍手とリズムに合わせて体を動かす。ミーシャの圧倒的な歌声とフルバンドによるダンスとのコラボレーションが始まる。たちまち聴衆を熱狂と感動の渦に巻き込んでしまったのである。
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ところで、彼女のあの声量はどのようにして生まれてきたのであろうか?彼女はデビューして27年、スタートは高校時代の黒人ボーカルに師事してからとのこと。高校を卒業してからは「アンダーグランドのカルチャーをメジャーにというコンセプトを形に」の信念のもとニューヨークで多くの事を学びボイストレーニングの努力をしたに違いない。5オクターブの音域を持ち、アナログの彼女の歌声評価がニューヨークで高まり数々のヒットを飛ばし、ニューヨークや日本での主要都市コンサートツアーも大成功を収めている。
彼女のコンサートツアーは、音楽バンドにDJを交えて構成されたサウンドとダンサーやドラァグクィーンが登場するステージというスタイルにR&BもソウルもJ=POPも表現している。この度のコンサートはそれを更にグレードアップし新しいコンセプトで企画されたものである。
今回は彼女のヒット曲中心に12曲披露されたようだ。(本当のところはよくわからない)私の聞き覚えのある歌も何曲かあった。「Every Thing」はもちろんであるが「逢いたくて」「明日へ」「愛をありがとう」「アイノカタチ」「地平線の向こう側へ」忘れない日々」「希望のうた」等。三部構成で途中バンド演奏やダンスを入れ、そして彼女の短いトークもあったがすべてハイトーンボイスで歌い切っていた。あっという間の2時間。 Amazing!
私は以前、日本生命の配信サービスで彼女のコンサートをスマホで聴いたことがあったが、今回のようにコンサートに出かけてライブで聞くのは初めてである。(クラシック音楽のコンサートには何回か出かけたことはあったが)
このツアーは6月の東京公演が最後らしい。これからもあのハイトーンボイスで歌い続けることは可能だろうか?年齢的な事もあるが是非これからも歌い続けて欲しい。
彼女へのリスペクトは音楽だけではない。社会貢献活動や慈善活動にも積極的に参画し世界の恵まれない子供たちへの教育支援活動を続けているとのことである。それは彼女のたゆまない努力でニューヨークの大成功を意味しているのであろう。
ミーシャは近くて遠い。しばらくはこの感動を胸にしまっておこう!
(完)
MYZ 様
奥様とご一緒に、ミーシャのコンサートを楽しんでこられて、ヨカッタですね。
音楽や美術など、アートは何の準備もなくても、こころに直接飛び込んできて、私達に感動を与えます。キリスト教の教会における音楽、賛美歌の合唱や仏教寺院における僧侶達の読経も心に響いてきます。私も演奏会のクライマックスで涅槃の世界を垣間見たようの気持ちになることがあります。その意味では、一面、影響力が大きくて少し恐ろしい面もあります。
アートの世界と、数学や医学など自然科学の世界との総合的な融合とにより、意識を覚醒させる高度の統一世界と、人を愛する世界との係わりを一度纏めてみたいと思う今日この頃です。いつか皆様にお話しできるよう、準備を進めていきたいと考えています。
(USI)
KNKさんへ コメント有難うございます。 ミーシャのハイトーンボイスのあの声量、日本では彼女に匹敵する女性歌手はいないでしょう。でも、あの声量ににも好き嫌いがあるのでしょうか?この度のコンサートには20代前後の若い年齢層の参加は少なかったような気がします。やはり40~50代には圧倒的な人気で夫々の時代を表しているのでしょう。
竹内マリアもいいですね。各地でコンサートを開催しているようですね。歌詞がいいですからどの年齢層にも人気があるのでしょう。特に「いのちの歌」「元気を出して」「人生の扉」等、「いのちの歌」は私が参加してる「音楽の広場」でも皆さんと合唱をしました。心に響きますね。最近はメロデイを楽しむのもそうですが歌詞を味わい楽しむようにしています。一つ一つの言葉が深い意味を持っていたり、何故この言葉がここに入るのだろうとか。俳句をやり始めたので言葉の意味を考えて大事にしたい。ミーシャの歌詞もそうですね。改めて気づかされました。(MYZ)
何とMYZさんがミーシャの大ファンとは、違和感にびっくりです。それに彼女のお父さんとお知り合いなのですか?奇跡のようですね!
私も2000年の少し後にレンタルCDで曲に出会い、EVERY THINGも名曲ですが、もっと違ったタイプのアフリカ的なドラムの音が好きでスピーカーの大音量で聴いていました。それから徐々に紅白のトリを務めるような国民的な大歌手に成長されました。
彼女の曲も好きなのですが、(まだAYSAでは言っていませんが)竹内まりやさんも大ファンです。彼女は今年70歳くらいになられると思いますが、抜群の声の良さ、歌のうまさ、類稀な作詞・作曲センスでいつ聴いても幸せになれるような曲の数々。女性ウケがする曲が多いと思いますが、隠れ男性ファンがいるかも。彼女もお母さんが確か下関の人とか聞きました。
いい曲は理屈抜きに良いですね。