2026-1-22(進行/記録 AYSA西部部会会員 MYZ)
1.日 時:R8(2026).1.22(木) am11:30~pm2:30
2.場 所:「敦煌」宇部店
3.出席者:ASD,ATK,IKD,USI,KNK,KTM,KBY,SMI,HYS,MYZ,MRN(11名)
AYSA西部部会新年会と第4回俳句大会
交流会(第4回俳句大会)
am12:00~pm2:30 ~


兼題出題
事前に各会員から3句(季語:「兼題」)季語「雑煮」、「この季節でお好きな季語」、「お好きな季節の季語」をそれぞれ提出して頂き、各兼題から選者(会員)は夫々2句を選んで会場にて投票

結果 (この時点で作者名は記載していない)


ⅰ)規定兼題「雑煮」
: 獲得票数は割れたが 最優秀:「せめてもの雑煮さめたり独居なり」 準優秀:「雑煮盛り以後の厨房全放棄」
準優秀:「御膳塗り亡母を偲んで豆雑煮」
ⅱ)「この季節でお好きな季語」
: 最優秀:「心底に焔残りて除夜の鐘」 準優秀:「年賀状届かぬ訳を推し量り」 準優秀:「何時発つや一直線に冬鴎」
ⅲ)「お好きな季節の季語」
: 最優秀:「年ごとの日記に記す桜陰」 準優秀:「寒餅をつきし日生まれ早や傘寿」 準優秀:「近代史読み直したる松の内」
ⅳ)特別賞
:「大谷の鼓舞する姿あっぱれと」





感想

今回は交流会として第4回目の俳句大会開催である。事前に会員の皆さんにお知らせし、会員の方々も少しずつ俳句というものを学んできておられ前3回より一層レベルアップの句が多かった。
夫々の兼題において選者(会員)の投票が割れたことは。2句を選句するが段々と難しく頷ける。(再考の余地あり)
季語重なりや季語のない作品(自律句)とかの作品もあったが、入賞しなかった作品についても優秀な句があり夫々の会員から自作の句の背景や状況説明とそれに対するコメントなどを頂き、会員全員の多趣多才振りが発揮され楽しいイベントとなった。会員一同に感謝
※ 文が見えない場合、横にスクロール可能
≪テーマごとの作品を記す≫
季語「雑煮」「雑煮餅」
1 おかわりを孫娘に所望す雑煮餅 MR
2 蘇る雑煮の味に母の笑み KT
3 雑煮食べふと思うのはガザキーウ IK
4 餡入りの雑煮を食し幼き日 US
5 白味噌の多彩雑煮や里の味 MY
6 雑煮盛り以後の厨房全放棄 HY【準優秀】
7 我八十路椀に一つの雑煮餅 SM
8 御膳塗り亡母を偲んで豆雑煮 AS【準優秀】
9 せめてもの雑煮さめたり独居なり KN 【最優秀】
10 熊毛でも白味噌澄ましの順に落ち着きし AT
季語「今の季節でお好きな言葉」
1 孫帰り凧揚げ遊ぶ寒風の空 KBY
2 遥かなる凍土に悼む戦やまず KN
3 心底に焔残りて除夜の鐘 US【最優秀】
4 初詣おみくじ「吉」にほくそ笑む KT
5 年の瀬に蕎麦挽く音の軽やかさ AS
5 初空や天神餅に長き列 MY
7 生ゴミを美味いトマトへ冬仕込み HY
8 年賀状届かぬ訳を推し量り IK【準優秀】
9 何時発つや一直線に冬鴎 SM【準優秀】
10 スマホ切り三ツ星くっきり視力よし AT
11 初打ちや陽にきらめいて霜柱 MR
季語「お好きな季節の言葉」
1 京都にパリにも踏まれて咲く菫 AT
2 年ごとの日記に記す桜陰 SM【最優秀】
3 寒餅をつきし日生まれ早や傘寿 MY【準優秀】
4 終活と遊活半々冬日向 HY
5 靴音にカサコソ響く枯れもみじ IK
6 雪舞の曇りガラスに「恋」と書く US
7 夕焼けを背にしてそよぐ芹田かな AS
8 本・パン・服の店見つけたり暮の秋 KN
9 秋深し思いを馳せる来世へと MR
10 近代史読み直したる松の内 KBY【準優秀】
11 大谷の鼓舞する姿「あっぱれと」 KT

私は昨年の5月から男女共同参画センターの文化講座「俳句入門」に毎月第2土曜日に参加している。やり方は前月に与えられた「兼題(季語)」を必ず1句そして開催する月の季語で4句を事前に提出する。当月は生徒が前月に提出した4句から先生が選んで、生徒の元の句の俳句としての基本や使ってはいけない言葉、何故その言葉がそこにあるのか等を説明しながら手直しをする。手直しされた先生の句はやはり流石だと思う。例えば12月では私の元の句は「冬ぬくし海辺に揺るる釣り舟よ」を「入り海に揺るる釣り舟冬ぬくし」と手直しされた。「・・・・・・・よ」は、このような内容ではあまり使わなほうがいいい。「海辺」に釣り舟は少し近すぎる感じがするので「入り海に」とした方が、それと語順でこの方が詠み手からみたらスムーズに読めるのではと。その後、その月に「兼題」での生徒の俳句をすべて黒板に書き出し選者(生徒)から2句選んで投票する。その投票数の多いい順番から先生の説明や手直しが入る。必ずしも投票数が多かった句が先生からすると優秀な句ではない事が多々ある。生徒と先生との俳句に対する思いは未だかなり差がある。私は8月の開催で褒められた句があった。それは「兼題」が「日傘」で「バス遅し日傘一つの老夫婦」でこの俳句は背景や情景が目に浮かぶようで詠む人に伝えているところが非常にいいのではと。私はこの俳句入門に参加し始めてやはり「ことば」とその意味や背景、そしてその言葉が俳句としてどのように生きるのか?中々難しい課題だがこれからも挑戦していこうと思う。今回の俳句大会は選者による各句の投票数は接戦であった。最初から夫々の句の生い立ちや背景を理解するのは難しい。皆さんから夫々に作られたベースをお聞きした後に投票するともっと違った結果になったかもしれない。夫々に皆さんの詠まれた句には意味がりその背景があるのだと思う。(俳句としての優劣は別にしても)
今後も選者は夫々に学びながら次回へと楽しく進歩していけたらいいのではないか?(MYZ)
MYZさん、コメントありがとうございます。
入門と銘打った講座とは思えぬ程、充実しており、鍛えられていますね。
ただ思うに、余りにルールに囚われ過ぎるのはどうかと思います。ルールには理由がある筈で、その理由を考えながら、ルールと自由な表現との絡み合いを楽しむものだと思うのです。ならば余り優劣をつけるのもおかしな話。
私は外国語などやりたい事が他にもあるので、俳句には余り突っ込むつもりはありません。
夏井先生の著書にて勉強して行きたいと思っています。
まずは何が表現されているかを楽しんで、ルールは程々に楽しみましょう。
MYZさんにはAYSAの例会に俳句を持ち込み、その楽しみを知るきっかけを頂いたことに感謝します。
ふりがなについて追加します。
ふりがなは作者によるものの事で、編集者が勝手に付けるものではないと思います。
また5、7、5の各句でスペースを入れて区切ったりする事も同様編集者がすべきではないと思います。
あくまで作者が決める事だと思います。縦に詰めるのが普通だと思います。
プレバトは便宜的に改行しているとの事です。
今回は事前に全員の作品一覧が配布されたので、事前に投票したい句を決めて来て、当日投票という事になり、余裕をもって皆さんの俳句を味わう事ができました。
皆さん素人なりに自分の意見を述べ合い、素人なりに俳句の醍醐味を味わった気になれたのではないでしょうか。
ただ事前に他人の作品の季語を入れ替えたりすることはやめましょうね(笑)。
もう一点、句にふりがなをふるのは、いまや普通らしいですが、本来はつけない様です。どうしても読ませたいなら仮名にするとか読みやすい漢字にするとか工夫するのも手です。
実は、俳句をホームページで縦書き、ふりがな付きにするのは大変手間がかかります。ワードなどは自動的にふりがなをつけてくれる様ですが。可能ならばのお願いです。