テーマ「日本の財政・金融事情(国債)はどうなって[いる・いく]のか?」

宮島2023.8.15pm2:30

1.日 時:R5(2023).8.24(木) pm1:30~pm3:30
2.場 所:宇部市市民活動センター2階会議室
3.出席者:MYZ,ASD,ATK,USI,KNK,KTM,SMI,HYS,MYM,MRN(会員10名)

セミナー

テーマ「日本の財政・金融事情(国債)はどうなって[いる・いく]のか?」 〜隠れ増税を含め国民負担率の上昇は避けられない〜 あなたはどうしますか?

●講師:MYZ氏(AYSA西部部会会員)

概要

セミナー講師:MYZ会員―右端

1)国の財政規模(歳入・歳出) 
2)一般会計約30年前との財政規模と財政(歳入・歳出)の内訳変化について 
3)戦後における財政の変遷 4)戦前からの債務残高推移(一挙に債務が増加した事件とは) 5)各国の債務残高推移(対GDP比) 6)各分野の課題(社会保障分野・人口構造の変化・高齢化比率・出生率)について 7)一般会計と特別会計 8)特別会計(国債整理基金と外国為替資金特別会計)  9)外貨準備と具体的為替介入の時期(実額)と方法  10)社会保障費と国民負担率の関係の国際比較 11)国民負担率の国際比較 12)部門別金融資産・負債残高(2023.3 末) 13)日本国債の格付けは?(国債の売り圧力) 14)国民負担率(対所得比)の推移 15)これから予想される国民(隠れ)負担 16)10年物国債の利回り推移  17)利払い費と金利の推移 18)日銀が抱える不安材料 19)東京所見取引所の時価総額推移に関する話題 20)全上場企業の株主還元の推移

《最後に》「私はこうする」 (収入を増やすー投資、支出の見直しー任意保険)

感想や意見

セミナー意見交換の様子

 講師による日本経済(財政・金融)政策に関するセミナーは、今回で4 回目となる。
1回目は、「アベノミクスの効用とそのリスク」、2回目は、「マイナス金利とその影響」3回目は「兜町ランダムウオーク」である。各セミナーの時期的な話題を折り込む中で、シニアとしてどのような行動をするのがベターであるかを問い続けてきたような気がする。今回のセミナーの趣旨は、日本の現在の債務残価(早期にPB ゼロの目標が、いまだに到達できていない)をこれ以上増やすこと、そして、いつまでも日本銀行が購入し続けることへの弊害、その一方で、今おかれている環境は、財政支出の更なる拡大は避けられない状況にもある。その財源はどうするのか?翻って日本の個人の金融資産は増加し続け2千兆円を超えてきている。そのうち現預金は1千兆円を超え、「日本の資金循環」は、効用ある「資金の流れ」になっているとは言えないのではないか?この30 年間の「機会の損失2千兆円」と、しかも「現預金は安全資産」ではないといわれ始めている。国や中央銀行の政策で、 「潤沢資金の効循環」仕組づくりは期待できないのか?
 本セミナーの趣旨「国民負担の拡大に、私ならこうする」の提案に対する会員の方々の賛同は得られるも、一方で、私たちシニアが置かれている年齢や今後の寿命を考えると「子孫に美田を残さず」(生きている間に自分の資産うまく使い切る)との意見も数人あったことを付記しておく。

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