(進行/記録: MYZ)
1.日 時:R5(2023).12.21(木) pm1:30~pm3:30
2.場 所:宇部市市民活動センター2階会議室
3.出席者:KTM,ASD,ATK,USI,KNK,TSM,HYS,MYZ,MYM,MRN(会員10名)
セミナー
テーマ「超ソロ社会の到来とシニアの自律を目指して」
~これからの日本社会はどうなるかを予測し私たちシニアのQOL を維持するために何をする~
講師:KTM氏(AYSA 西部部会会員)
概要
①超ソロ(単身・独身)社会の到来
ⅰ)未婚化、小母化、高齢者の多死化という3つの要素によって「ソロ社会」は避けられない現実
ⅱ)この事態を、ある意味「ソロ・パンデミック」と言えるかもしれないと
②少子化問題(少子化が加速する理由)
ⅰ)少子化ではなく、少母化である ⅱ)子持ち女性の幸福度の低下? ⅲ)子育て金銭的負担が過大
③なぜ、男女未婚化(独身)は増えるのか?
ⅰ)結婚できない理由(2つのケース)
・ 若者の可処分所得の減少による「若者いじめ」(社会へのスタートを切ったばかりの若者をどう支援していくか)
・ 晩婚化説と諦婚化説
ⅱ)結婚を必要としない理由
・「一生結婚するつもりはない」率が男女で急増
・ 専業主婦志向からキャリアウーマン志向へと大転換
・ 女性の男性に対する意識の変容
ⅲ)若者が夢や希望をもつための変革
・ 教育重視 ・働き方改革 ・社会の価値観の変革に対する理解
・ コミュニケーションスキルの強化
④ シニアに関わる2025年と2040年問題
・ 社会保障費の増大 ・自治体インフラの老朽化 ・高齢者の貧困化と孤独化
⑤ シニアの自律を目指して 3つの「キン」(金・筋・近)
・ 地域コミュニティとの繋がり ・シニアの幸福度とは(男性と女性の幸福度比較し、その違い)
⑥「80歳の壁」を超えてからの生き方
・「前後際断」(自分の好きなことを選択し、第二の人生「老春時代」を愉快に生きたい)
・18歳と81歳の違い(笑点より)の紹介
≪感想≫
ここ30年来「日本が抱えている大きな課題」について掘り下げてお話しいただいた。会員はこの課題についての関心度も高く、活発な意見交換がなされた。焦点は、これまでの「日本のあるべき倫理教育の歴史」にあるのではないかと?今の国の少子化対策は果たして有効か?いくらお金で支援してもそこの「味噌」を押さえない限りこの問題は解決しないとの意見が大勢を占めた。私達シニアは、指摘されるような課題を背負いつつ、各会員が持っている「幸福度」の基準をベースにQOL の生活をエンジョイしていけたらいいのではないか?講師の「まず隗より始めよ」と毎日のウオーキング1 万歩実践。敬意を表する。
人生100年時代と言われる様になった。
関連して2〜3年前に本屋の店頭で見つけた本がある。今少し冒頭部分を読んでいる。
外国の女性ビジネス思想家が書いた「The 100 year life : 邦題 ライフシフト」である。
皆んなが100歳近くまで生きられると言う根拠は確か書いてなかったと思うが、致死の大きな原因の癌や心臓病などの完全な治療法が確立されればそれも絵空事ではないのだろう。
つまり「皆んなが100歳まで生きる」社会になると仮定すると、あらゆる事を考え直さなければならなくなる。
人生に於いて、学習•勤労•リタイヤの3つのステージしか無かったものが、マルチステージになる。人生が短い為、やりたい事を諦めざるを得なかった人生が一変する。何度も失敗ができる。
会社、男女関係、家庭、老人と若者の関係などが変わらざるを得ない。一人暮らしどころか、逆に大家族になるとも著者は書いている。政策などが大きく関係してくるのだろう。人口減の進む英国の大学教授なので人口減には関係ない様だ。
要は自分をどうするか興味がある。
恐らくは、今西部部会におられる方は、皆さん100歳近くまで生きられる様な気がしてなりません。(笑)