テーマ「理科教育を考える」~今年の学力テストの結果公表、理科の点数、小・中とも50点以下を考える~

1.日時: R4.(2022)8.25(木) pm1:15~pm3:15
2.場所: 宇部市民活動センター 2階会議室
3.出席者:ASD,ATK,EMT,KNK,KTM,SMI,MYM,MYZ,MRN 10名

内容

開始前の準備

●演題:「 理科教育を考える 」
今年の学力テストの結果公表、理科の点数 、 小・中とも 50 点以下を考える

●講師:ASD 氏( AYAS西部部会会員)

セミナーの内容

セミナーの様子

 ⅰ)学習指導要領の変遷(理科)

①昭和20年代(生活理科)、②昭和30年代(系統理科)、③昭和40年代前半(3領域➡生物とその環境、物質とエネルギー、地球と宇宙)、 ④昭和40年代後半(系統理科の完成期)、⑤昭和50年代前半(ゆとりある充実した学校生活)
⑥平成年代(情報革命、高度技術化、環境問題、国際化)
⑦平成10年代(下の左写真)
⑧平成29年改訂(下の右写真)

平成10年代
平成29年改訂

ⅱ)改訂のシンボルマークの意味と基本的な考え方

ⅲ)理科の教科としての目標

ⅳ)理科で何を学ぶのか?

(事例:化学変化と原子・分子の内容について)

講師のASD氏:理科で何を学ぶ?具体的事例説明

ⅴ)指導計画の作成と内容の取扱いについて、内容取り扱いについての配慮

ⅵ)その他 AYSA の活動

宇部日報の記事

「面白子ども科学教室の開催」 の具体例 ―山口大学長州科楽プロジェクトとの協働事業)―参考「宇部日報の記事を添付」

感想

講師のASD氏は、地域での社会貢献活動に積極的に関与されており、今回のテーマについても、学習指導要領を切り口に、「理科で学ぶ事は何か?」を問い掛け、且つ、今、ご自身で地域の子供たちの科学教育に携りながらの「思い」を語って頂いた。今回のお話をお聞きし、特に「理科を学ぶ」という事は、子供達だけではなく 私達シニア(本会は理系出身の方が多いが、文系の会員は特に)にも通じる「生活力」を考えるうえで非常に有意義なセミナーであった。
講師ASD氏に多謝

その他

瞑想—今回も、セミナー終了後に全員で約5分間実施、「やり終えた感」を体得する

テーマ「理科教育を考える」~今年の学力テストの結果公表、理科の点数、小・中とも50点以下を考える~」への2件のフィードバック

  1. KNK 返信

    コメントするのが遅くなりましたが、講義を聞いてその時感じた思う所を書いてみます。

    私の若い時は、高等教育を受ける機会はあったのですが、個人的事情で自分自身の事のみが気になり、受験どころではありませんでした。

    ただ子供の時から、科学は大好きでした。未だに知的好奇心は人一倍あると思っています。下手な大卒には負けない自負は有ります(笑)。

    講師は以前科学を教える立場にあられたとの事で、また現在も教えておられ、今回はその視点からの内容でした。

    興味深い内容でした。現在政府は躍起となって、暗記型から自己探求型へと教育内容の見直しを行なっています。戦後は国の旺盛な経済需要に対応するため、現在は少子化による国力の落ち込み予想に対処する為だろうと思います。

    講義を聞きっぱなしでは余り意味がありません。科学への興味をどうこれからの人生に生かしていくかだと感じました。

    先日「シニアのための7つの睡眠習慣」という本を読んで見ました。私に引き当てて、特に印象深かったのは、コルチゾールの分泌による緊張感や活動量の少なさが眠れない原因の一つであるという事。

    歳のせいで睡眠状況は悪くなって行くのは仕方ないとして、睡眠の為の活動量は、「歩行なら一日7000歩」、「デスクワークなら7時間」必要とあった点です。

    時間潰しでなく、毎日軽いストレスを感じる程度の学習は必要ではないかと感じました。

    国にとって喫緊の課題は、デジタル要員の大幅な不足です。我々は、ネットなどで簡単に最新の知見が手に入る様になりました。特にデジタルの知見は、深い知識のないものでも、容易に習得できます。

    我々この恵まれた時代をうまく享受して、残りの人生の充実に活かせたらと思っています。
    (KNK)

  2. myz 返信

    今回のテーマ「理科教育を考える」、私にとってとても新鮮でした。学習指導要領の変遷(理科)では、その時代を代表するその分野の有識者で、その時代を背景として作られたものであることが良く分かる。私の中学時代は、昭和30年代、経済復興により工業技術者の必要性が高まり、「系統理科」(あらゆる事象に関連付けて学ぶ)として位置づけられているとのこと。正直このような考えで、授業を受けていたのかあまり記憶がない。私は、どちらかといえば理科系(工学系)の家系に生まれた。家庭では、兄弟が教材をベースにいろんな科学(化学)実験をしていたことを思い出した。しかし、私は、特別に興味をそそられることはなかったように思う(他の兄弟は別だが)。社会人となり、様々な機会で理科の分野に触れることはあったのだろうが、そのことをあまり意識することはなかった。たらればではないが、私が理系に進んでいれば今回のテーマは、私の心に「ストン」と落ち込む内容であったのだろう。一方、今の年齢になって、改めて、「理科で何を学ぶ」ことを考えてみると、やはり「生きる力」を養成する基本となっていることが良く分かる。現在の世界で起こっているいろんな事象、芋づる式にすべてに結びついてくる。難しい時代に入りつつあるが、しかしその時代要請に応じた「理科教育」が求められる。私は、あまりその分野には真摯に取り組んでこなかったが、改めて、いろんな事象に対し「何故そうなるのか」、「何故、何故!」、原点はそこにあるような気がした。講師に多謝(MYZ)

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