(進行/記録: MYZ)
1.日 時:R5(2023).9.28(木) pm1:30~pm3:30
2.場 所:宇部市市民活動センター2階会議室
3.出席者:MRN,ASD,ATK,USI,KNK,KTM,TSM,HYS,MYZ,MYM,EMT(会員11名)
セミナー
テーマ「池上 彰 監修[どうして戦争はなくならないの?] ~地政学から見る世界~(小峰書店 全3巻) を読んで」
講師:MRN氏(AYSA 西部部会会員)
概要
①地政学とは ②Sea Powerの大国America ③Land Power大国のRussia ④戦争が起こるのはなぜ? ⑤地政学で見る日本 ⑥地政学で見る中国 ⑦地政学でみる朝鮮半島 ⑧戦争と平和の歴史 ⑨どうすれば戦争はなくなるの? ⑩安手の正義論を超えた深謀遠慮 (引用:「ウクライナ戦争の嘘」 佐藤優/手島龍一 中公新書ラクレ) ⑪講師の読後感想
感想
講師の「読後感想」で説明されているように、世界の多くの人は「戦争はよくない」、「平和は大切だ」、「争いの解決は話し合いで」と考えている。でも現実には世界各地で戦争は起こっている。なぜ? この疑問に講師は、上記の3冊の本から「地政学」の視点でそれらの不思議さを平明に解説されていることを学び、本テーマの解説をして頂いた。
「地政学」という学問が大々的に取り上げ始められたのは、ここ30年ぐらいではないか?改めて、世界の「地政学リスク」からみた「戦争」は、「終わりようがない」と感じる。今回の「ロシアのウクライナ侵攻」から「ロシア・ウクライナ戦争」 の起こるべき要因など、皆さんとの意見交換により深堀された。しかし、一方では、世界は「平和」を望んでいる。そのための様々な国際機関が設立され、その役割を果たしきている。しかし戦後80年近くなろうとしているが、平和のシンボルとして機能していた「国際連合」についても綻びが出てきており、難しい立場になってきていると感じる。それは、先進国とグローバルサウスといわれる国々との意識の隙間が広がってきているからであろう。会員からは、これからは、いかに「外交努力」でリスクを軽減するか。そしてAI による「情報戦争」も始まっていると。世界(賢明なる人類)、ひいては日本、複雑に絡みあった紐を上手にときほぐして欲しいものである。ある学者は「歴史(恐怖・威信・欲望)を戦争の道具にしてはいけない」又「人間の仲間と助け合う本能が同時に戦争への衝動を生む皮肉なメカニズム」があると。この世に「戦争」はなくならないかもしれないが、しかし「平和」への個々の努力は惜しんではいけないと感じた。講師に多謝
その他
会員のEMT氏「退会」の挨拶