(進行/記録: MYZ)
1.日時:R5(2023).7.27(木) pm1:30~pm3:30
2.場所:宇部市市民活動センター2階会議室
3.出席者:HYS,ASD,ATK,EMT,USI,KTM,SMI,MYZ,MYM,MRN(会員10名),FZT(市民1名)合計11名
セミナー
テーマ「本拠地・山口を『西の京』と称え合った大内家の物語」 ~大内家の勃興、繁栄そして突然の滅亡~ なぜ?なぜ?
●講師:HYS氏(AYSA西部部会会員)
概要
①周防大内氏とは? ②大内氏館跡
③歴史的建造物等
- (ⅰ八坂神社、ⅱ瑠璃光寺五重塔、ⅲ常栄寺雪舟庭、ⅳ今宮八幡宮、ⅴザビエル記念聖堂、ⅵ大内塗)の紹介 とその背景
④大内氏の時代を考察する
- (ⅰ平安末期から鎌倉時代、ⅱ東大寺大仏と周防・長門との関わり合い、ⅲ南北朝の内乱(守護就任)
⑤大内氏略系図 ⑥周防・長門の時代の大 きな流れについて ⑦大内氏の始祖? ⑧主な大内家当主について ⑨大内氏に関わる大きな戦い(応永の乱について)⑩明・朝 鮮との関係 ⑪応仁の乱での役割 ⑫フランシスコザビエルとの関係(山口で遺した記録)
※「西の京」山口とは山口に京の 街を再現、文化人、公家が集まる 多くの文化人が育ったと、但し、「西の京」の言葉は見つからないと
最後に講師から ≪問いかけ≫
1) 大内氏の繁栄、なぜ勃興したと考えますか?
2) なぜ、経済的、軍事力を長く保持したと考えますか?
3) なぜ、突然滅亡した? →尼子氏との衝突、大寧寺の変から滅亡が始まり、その後の中国地方の勢力図の変化
感想
今回は、市民の方(山口県の歴史に造詣の深い方)のご参加もあり、改めて「歴史を学ぶのは面白い!」と。講師は、既にご出身地の益田家について3冊の電子書籍を出版されており、セミナーとしては歴史物語第4弾である。会員は、意外と山口県内のご出身者は少なく、今回の「大内氏」についてここまで掘り下げ、整理した「語り」について、大変興味を持ってお聞き出来たのではないかと。山口で生まれ育ち、又山口で学生時代を過ごしたが、大内氏の功績(全国レベルでは毛利家に比し、認知度が低い)はなんとなく理解はしていたものの、今回のように時代背景を踏まえて講義して頂いたこと、そしてもっともっと「いにしえの時代」を理解して我が故郷に誇りを持つ、大切なことである。多くの資料をご用意いただいた。講師に多謝。